アメリカには驚くほど美しく、先進的なデザインを用い、他のお店の先をいく優れた販売店がいくつか存在します。北から南、海岸から海岸までの間の各地にあり、小さい町から大きな都市にまで位置する姿はここ数年でいかにこの業界が発展したかを物語っています。何百年も前に建てられた歴史的な建造物を使用するものもあれば、モダンなミニマリスト風で白だけを使っているお店もあります。詳細な部分まで慎重にデザインされており、その結果は言葉を失わせます。

100店舗以上の中から、今回は特に優れた10店舗を紹介していきます。

New England Treatment Access(NETA)

ブルックリン・バンク・ビルディングを外からみて中に大麻の販売店が存在するとはだれも思わないでしょう。実際、そこに販売店をつくるのは困難の連続でした。3年にわたる会議、ロビー活動、そして訴訟を経てとうとうJFKの生まれ故郷にNETAが設立されることが2006年の2月に許可されました。スイスーアメリカンデザイナーでありローマカトリックの教会を専門とするフランツ・ヨセフ・アンテルシーによって建築され、内装は石でできた床から青いドーム型の天井と、大きな柱、アーチ形の窓と木でできたバルコニーとなっています。

Barbary Coast

レンガ建て、マホガニーのアクセント、銅でできた椅子にオリエンタル風のじゅうたんが組合わさって美しいバーバリー・コーストの販売店を成立させています。非常に居心地の良いお店で、サンフランシスコの歴史的な赤道地区を思い浮かばせ、ハリウッドのレトロ風なデザインは1920年代のジャズバーなどを思い出させます。この店で人は高級な繊維でできた椅子に座ってリラックスし、大麻のカタログとは思えないようなスタイリッシュなメニューを見ていきます。

Serra – Downtown

ポートランドのすべてのものがエジソン球のようなおしゃれなものを使って美しく設計されています。Serraはその美しい風景に見事に溶け込みます。マットブラックのファサードは人を呼び込み、内装はさらに驚くほど美しくなっています。三角形の展示や丸い証明など単純な図形が装飾を形成しています。店舗内では大麻の商品がまるで博物館のように丁寧に紹介されています。

Dispensary 33

シカゴのDispensary 33は大麻の自然な美しさを表現しており、壁には大麻の植物の絵が描かれています。店舗の正面には大きなまどが白いレンガの壁にはめ込まれており、白い壁は自然な光を取り込み明るい木の床、机、カウンターとうまく調和しています。6角形の入れ物のなかに商品が展示されています。

Ajoya

コロラドのルイスヴィルは良くアメリカ内でも最も住みたいところとして取り上げられていますが、Ajoyaがその町の販売店であるところを見ると、それも納得できます。お店の未来的なカウンターはアップルがデザインしたカクテルバーのようにも見え、50年先の未来を見ている気がしてきます。上部にはきれいな照明が並んでおり、ガラスケースの中に商品が展示され、画面には商品の説明や種類が表示されます。そして丁寧に整理された棚や引き出しからバーテンダーが商品を渡していきます。

Harvest

お気に入りのコーヒー店と地元の自然市場の組み合わせを想像してみてください。Harvestはまさにそんなお店です。例えば、店舗内には小さな鉄の買い物かごがあり、ゆったりとした店を回りながらそれを使って花やアクセサリー、商品をみていくことができます。柔らかい照明の下にブランドが木の棚に並んでおり、明るい太陽のモチーフがお店中に見られます。

Level Up

洗練されていて居心地のいい、Level Upの内装はハイロードスタジオによって設計されました。彼らは大麻の販売店を対象としているデザイナーで他にも数多くの美しいお店をつくってきました。このお店の落ち着く内装は素晴らしいものですーこのお店に足を踏み入れて気分が悪くなる人はいないでしょう。フロントデスクはスパのようなものになっており、ヘリングボーンの床は質感を与え濃い緑と灰色のスキームはディスプレイの中にある商品を輝かせます。

Farma

多くの店舗が病院のようなデザインを避けるなか、Farmaは逆にそれを受け入れて改造しました。なめらかな表面、明るい照明、そして白い壁などのデザインがこれが清潔で、プロのお店であることをアピールしています。逆に、丸いじゅうたんや青い椅子、他とは違う一つのランプなどによってお客さんが居心地がよくなる工夫も見られます。壁にある大きな緑色の十字架にも工夫が施されていますー植物からできているのです。

Vela

Velaは荒々しいシアトルの日常とはすこし違う雰囲気を醸し出しています。。アクアマリンとシエンナの壁一面の絵画から始まり、インフォメーションの先にあるモダンな美術館のようなスペースで商品が展示されています。そして窓からは原材料を栽培しているGrow Lab も見えます。最後に虹色の証明によってお店にちょっとした色見が加えられています。

Bud and Bloom

サンタ・アナにあるBud and Bloomには気づかずにはいられない産業的なデザインが施されています。現状にはパイプが交差し、細い照明が垂木からぶら下がり、センスの良いネオンサインがレンガでできた壁に飾られ、そして床は再生木材でできているような気がします。白い大理石のカウンターで授業員が大麻を図り、お客さんはiPadを使ってメニューを閲覧します。つまり、カルフォルニア流のデザインを一つにまとめたようなお店です。

出典:Leafly