カンナビスシード（大麻種子）とは？

大麻は雌雄異株の植物です。つまり繁殖器官である雌しべと雄しべが別々になっています。

大麻の雌株は繁殖のために雄株無しの環境でも生長します。

高い効能を持つマリファナの花は、昔から”sinsemilla”(高純度の種無しマリファナ)として知られています。

繁殖させる為に雌株の花を種子ができたのち、雄株の生育プラントで授粉させます。。

しかし、多種多様な大麻の中では、特にストレスが多い環境に晒されたり、大麻の一般的な生育年数と比べて長く生育している雌株は同じ生育プラント内で雄株を生み出すことができます。

このことは雌雄同体として知られており、これらの雄花は繁殖能力のある花粉を生み出し、雌花が種子を作り出す為の環境で自家受粉します。

いったん種子が成熟すると、雌花は枯れて始め、地面に落ちた種子はそこで発芽し、翌年の春に新たな大麻として生長したり、ヘンプシードオイルやヘンプ食品生産のために収穫されたり、次回の収穫の為に種が蒔かれます。

フェミナイズド大麻種子とは？

出典：Leafly

フェミナイズド種子は雌雄同体が発生したり、または雌株の大麻生育プラントで雌雄同体の状態にある大麻から結実する種子のことです。

フェミナイズドはいくつかの方法で実現できます。

• コロイド銀の液剤を噴霧する
• ロデリゼーション(雌花を自然に開花させる花粉を採取する方法)
• ジベレリン酸(植物ホルモン)を噴霧する(噴霧量はそれほど多くなくて良い)

フェミナイズド大麻種子とは？

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フェミナイズド種子は雌株プラントで自家受粉でできた種子からは親の雌株大麻と見た目では判別できないほど類似した成体に成長し、たった1組の遺伝子に現れます。

この種子は’クローン種子‘と呼ばれ、雄株を生み出しません。

時間と費用はかかりますが、ほとんどのフェミナイズド種子の生産者は種子製造工場の安定した運営の為に雌雄を特定するこの育成プロセスを検討しません。

もし多くのフェミナイズド種子が最終的に雌雄同体にならなければ、開花して種をつけてしまうので、収穫量が減少します。

経験豊かな栽培者はフェミナイズド種子を使わず、決して品種改良目的に利用すべきではありません。

自動開花するカナビス種子とは？

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大半の大麻植物は個体の大きさや年齢に関わらず、光周期や毎日、光に晒されている時間によって開花サイクルが始まり、およそ12〜14時間の日照時間で開花サイクルが短くなります。

しかし、ルーデラリスという品種は光周期の変動に依存せずにある年齢に達すると、開花を始めます。

ある栽培家は自動開花品種を開発する為に、THCの含有が低いルーデラリス品種とTHCの含有が高い他の様々な品種と交配させました。

この交配でインディカ種、スタビア種、ハイブリッド種のような大麻の花が派生し、これらの品種は成熟するとすぐに開花を始めます。

この現象は夏が短く寒冷な北部地域や、秋の訪れが早い多湿の地域で魅力的です。

自動開花品種は初夏に開花が始まり、太陽光を効率よく取り込める長い夏の間中、花が咲き続けます。

クローンニング大麻の原木と違い、自動開花大麻の品種は無性生殖の状態は保たれません。

大麻種子とクローン大麻の違いは？

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クローニングとは大麻の一部を切り取り、別の生育場所へ根付くように移植することです。

移植後、一度根付くと移植元の大麻と遺伝子情報が同一の成体へと生長します。

種子は親の雌株と雄株から膨大で様々な異なる大麻の遺伝子情報を伝達します。種子が持つ遺伝子情報は雌株に似ていたり、

雄株に似ていたり、種子の多くは雌株、雄株両方から由来する特性を有しています。

種子を発芽させ親株と同一の遺伝的特性を持つ大麻植物を派生させることは、とても難しく、そのため、個々の個体の花からクローニングするのです。

もしくは単純に他の栽培者から種子と同じ血統を持つ雌株であることが保証されたクローン大麻購入し栽培を始めます。

大麻種子はどこで購入できるのか？

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大麻種子はイギリス、オランダ、スペイン、カナダなどの大麻種子販売にかかる法令規制が他の国と比べて緩い国々で、数え切れないほど存在するオンラインショップのシードバンクで販売されています。

あなたがアメリカ国内在住であれば、もしこれらの国から大麻種子を注文した場合、アメリカ税関や国境警備局により、逮捕されます。

大麻種子の合法性とは？

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あなたがどこに住むかによって大麻種子の売買や所持が

合法かまたは非合法か変わってきます。

アメリカ合衆国では全ての大麻種子は熱処理されていなければ、連邦レベルで違法とみなされます。

もちろん、全ての州法は医療用及び娯楽用の栽培は専門的見解から見て、連邦規則に抵触しないと判断されます。

これを踏まえて、もしあなたが娯楽用栽培者としてライセンスを持っているか、医療用途を一部合法と見なしている州の適用法令に従えば、恐らく大麻種子の所持は合法と判断されます。

大麻種子を高品質にする要因は何か？

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大麻種子が高品質かどうかは、様々な要因で決定付けられます。

第一に、種子は収穫前に完全に成熟していることです。

第二に種子にカビが生えたり、病原菌に感染して台無しにならないよう、適切に保管しなければなりません。

種子は冷暗所に貯蔵され、16ヶ月内に使用するか、将来使う為に冷凍保管されなければなりません。

最も重要な品質決定の要因は遺伝子です。

品質の良い大麻を栽培するためには優れた遺伝子を持つ種子が必要です。

几帳面な栽培化家は出来の良い雌株をランダムに雄株と交配させ結実した種子を販売しています。

他の栽培家は交配や戻し交配で得られた大麻からいいとこ取りの特性を安定させるために、時間を費やすかたわらで、遺伝子配列の工夫で異なる表現型も追求しています。

このグループは大麻種子の市場で大半を占めています。

本当にひたむきな栽培家は何年もかけて近交系やIBLを作り出してきて見かけだけでは個体差が分からない大麻を生み出します。

一般的にIBLは大麻種子の大麻栽培家ではなく、種子の栽培家によって使われる為、マーケットでは一握りしか流通していません。

大麻種子はどのように発芽するのか？

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野生世界では大麻植物の雌株は秋に枯れる際に種子を落とします。その後、気温が暖かくなり湿潤な春になると、種子は発芽し新しい個体へ成長します。

従来の屋外での栽培は何百年にもわたり耕作地で人の手によって種が蒔かれてきました。

現代の栽培者は様々な発芽方法を用いています。

一番簡単な方法は種子を園芸用の土に1/8インチから1/4インチの深さで埋める方法です。

種子を埋め込んだ土を発芽するまで、湿らせ、カ氏50-70℃で温めます。

他の発芽方法は種子が種皮を破って発芽しやすいように、種子を土に蒔く前に、軽く種子の表面を擦ります。

発芽の最中でも、上胚軸が現れるまで湿ったペーパータオルの中に置き、発芽の途中でピンセットで優しく移植します。

また、starter plugと呼ばれる人気の栽培キット用の商品があります。

この商品は小さな栽培用のブロック状のもので、圧縮した泥炭やココナッツの外皮繊維(ココナッツファイバー)でできていて、種子が埋め込まれた部分に小さな穴を開けたものです。

CBDが豊富な種子を知ること

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カンナビジオール、またはCBDとは大麻に含まれる化学物質のこです。（正確にはカンナビノイドとして知られています）

最近では多くの疾患や症状の治療でCBDが持つ利点が役立てられてきました。

人間はTHCの含有量が豊富な大麻種子の選別や栽培を数千年も施してきました。

THCを含む大麻は、CBDの加工用大麻とは別の大麻植物の交配によって作り出されます。

その為自然界で高濃度なCBDを含む大麻は非常に貴重になってしまいました。

麻製品の生産に使用される大麻はTHCの含有量が低いものを含めて薬物取り締まりに関わる様々な法律に従って、他の大麻品種と区別されてきました。

結果的に多種類の大麻植物はかなりの量のCBDを産出します。

興味深いことに薬剤としてのCBDの生産は増加しており、多くの栽培家は通常の品種と薬物生産用の品種と交配させてCBDの数値を上げてきました。

これらの交配種はほとんどTHCを含まないか、または全く含んでおらず、その割合は1：1です。

THCの含有率はCBD濃度の割合に応じて3%もしくはそれ以上に高まるものもあります。

CBD濃度とTHC濃度の品種による違い

様々な品種の種子は今やオンラインや薬局で広く入手可能となりました。

しかしながら心得ておくべきことは、これら多種の種子から生育した大麻には高濃度でCBDが含まれるという保証はありません。

着実な結果が現れるまで何年も時間がかかるのです。

最近、CBD含有が高い種子の栽培を始めた栽培家がいます。これらの種子は手頃に入手できるかもしれませんが一定のCBD割合に対してある程度のTHCを含む大麻を生産したいと考える栽培家は品質試験済みもしくは品質保証付きのクローン種子から育てるか、大量の種子を発芽さその成長を待つか、検査機関でそれぞれの大麻のTHCレベルを判定する為に検査したサンプルの種子を使って栽培する必要があります。

大麻種子が高額な理由

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大麻種子は一般的に$10-$12くらいの価格で販売されます。

これは地方の農家の苗床で買うトマトの種の3袋分の値段よりよりはるかに高い値段です。

購入者は10パックの大麻種子の値段が$100以上の値がつく事を知ると、非常に驚きます。

高額な値段の背景には大麻規制による理由があることは容易に理解できます。

品種改良用の品種は短期間で取引されます。

また、潤沢な原料として商業用品種改良の計画が予定されています。

大麻植物の法規制の下で、一度により多く大麻植物の生育ができれば品種開発や大量生産にかかるコストもより安くてすみます。

組織培養や研究機関での分析など、新しい科学的な手法を駆使すればあなたは平均的な栽培家より優れた栽培家になるでことでしょう。

大麻選別のガイド

どんなに大規模な栽培家であっても、あなたが運営している商業目的の販売用栽培施設と比べれば、本当に零細規模です。

厳しい法規制の環境の下で作業に取り組む、法的に認定された大麻栽培家は大規模な生産ができず、長期間にわたり、時として何十年も良質な種子を生産し続けなければなりません。取り扱いが法律に抵触するかもしれないという法規制を考えれば、(違反者の多くは刑務所行きです)何故大麻種子の値段がこんなに高いのか、簡単にわかりますね。

また、産業自体に規制がないので高価格種子が高品質とは限らないことを知っておきましょう。