ハッシュオイル(大麻からとれたオイル)愛好家にとって、大麻のエキスから価値を見出すことは、植物とその樹脂の本質を探究することです。彼らにとって大麻草独特の樹脂を残しつつ製品を作り出すことが最終的な目標です。抽出の技術とその背後にある化学が前進するにつれ、その成果は実現され始めています。この研究の最前線には、その風味と複雑さで他に類のないハッシュオイル製品があります。フルスペクトラムエキスです。

 

大麻をおいしくできたシチューだと考えてみてください。シチューの中には肉、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、セロリなど様々な具材が入っていますが、もちろん塩やこしょうなどの調味料も入っているでしょう。これらの成分が混ざり、おいしさを引き出しています。しかし、目に見えない調味料をなくし、本質的なもの(肉とジャガイモ)だけを残したらどうなるでしょうか?見た目はシチューのように見えるかもしれませんが、味わってみるとシチューの味ではないことに気が付きます。確実に、ニンジンと玉ねぎの味はするでしょうが、ひとつの要素が欠けているとシチューは未完成なままです。

 

エキスはこの風味を構成する原理と同じです。生物分子の構成は大麻の株によって違ってきます。生きている植物から抽出されるからこその現象です。

 

なぜ大麻エキスの構成にスペクトルが必要なのか?

スペクトルは大麻成分の特性を出すためのゲームの名前のようなものです。大麻草には500を超える生物活性化合物が含まれています。この成分のスペクトルは大麻愛好家によく知られているテルペンやカンナビノイドだけではありません。フラボノイド、フェノールアミド、ステロールなど、他にもあまり知られていない重要な成分が含まれています。

 

一般的なエキスでは、これらのあまり知られていない成分はろ過され、製品の深みや複雑さを引き出せずに加工されています。シャッターやワックスなど、風味や複雑さがない製品によくみられる現象です。もちろんこれらの製品には高レベル、まれに70%を超えるカンナビノイド(一般的にはTHCと呼ばれている)が含まれています。しかし、生物活性化化合物の割合が低いと風味は平坦になります。

 

大麻エキスでフルスペクトルを達成するには、大麻草の花から抽出されたエキス、生物活性化合物を妥協することなく解明する必要があります。これはカンナビノイド、テルペンやフラボノイドなどが同じ比率なだけでなく、あまり知られていない化合物も含まれつつ、不要な成分を取り除く必要があります。Bubble hush、Dry siftやRosinのような脂肪や脂質が残っているほかの大麻抽出物とは異なり、フルスペクトルはこれらの成分を除去し、必要なものだけを残します。不要な不純物を取り除きつつも、フルスペクトルエキスは自然な比率で構成されています。

 

フルスペクトルエキスの購入場所

もしフルスペクトルエキスを探しているのなら、近年でこのような技術を要する製品を生産している企業はまだまだ少なく、見つけるのも難しいでしょう。ひとつの理由は、フルスペクトルエキスを習得するには広範囲による科学的知識が必要で、洗練された方法論はいまだ独占的です。樹脂やワックスなどのハッシュオイル製品は、しばしばフルスペクトルとして間違ってラベルを貼られていますが、調べると抽出された花の成分が異なります。

 

フルスペクトル製品を作るには、様々な注意すべき点があります。適切な温度の、非常に特別な軽質炭化水素溶液が必要なだけでなく、脱ろう、分離に加えて恒常性も保たなければいけません。

 

アメリカのニューイングランドを拠点とするExtractioneeringは高品質なフルスペクトルを市場に提供するパイオニアです。フルスペクトル製品はほとんどの州で合法なので、企業はその研究に余念がありません。

 

2016年1月、ExtractioneeringはHT-FSE(High Terpene Full-Spectrum Extract)とHC-FSE(High Cannabinoid Full-Spectrum Extract)、新しい製品を市場に発表しました。この2つのフルスペクトラム製品は、基本は同じ製法です。HT-FSE製品は透明で粘性のある液体は無期限で安定していて、テルペンの含有量が20%を超えているものもあります。一方HC-FSEは多量のTHCが含まれており、それ故に砂糖水のような粘り気があります。これらの製品どちらも、野生の花のような生体分子を含むように構成されており、それがExtractioneeringの製品を独特にしています。

 

フルスペクトルエキスを特定する方法

企業から正真正銘のFSEを受けとっているのか知りたい場合、単純にラボに調査を頼んでください。その性質上、フルスペクトルは花の形態でも、エキスの形態でも同じ比率のはずで、認定されたラボの調査の結果が証拠になります。不便な点は、すべての分析施設に、FSEサンプル内の生物活性分子のリストをテストするのに必要な核磁気共鳴分光計(NMR)が装備されているわけではないということです。これらの検査は、NMR装置代に数十万ドルかかる場合もあります。

 

 

すべてのエキスが同じように作られているわけではないと理解することが必要です。本当のフルスペクトルエキスは今現在では手に入れるのが難しいでしょう。しかし、すぐにこの抽出技術が基本となるでしょう。もしご自身がFSEを販売する業者と関わりがある場合、ラボテストを見て、独特な粘度、不透明度などを確認してみてください。品質の良いハッシュオイルを運べるよい業者は、その情報を喜んで見せてくれるでしょう。