多くのアメリカの州が医療用カンナビスと成人によるカンナビス使用を合法化する中、起業家が成長市場に投資することは驚いたことではありません。しかし、連邦法では未だ違法のためそれらのパイオニアたちや投資家たちが参入する事は簡単なことではありません。

カナダのカンナビス生産企業は5大陸で活動しており、投資家はカナダを離れることなくグローバルに参入が可能かもしれません。

生産されても、生産された州の外で販売することがが禁止されているため、かなり難しいビジネスです。また、通常かかる経費が許されず、利益がなくとも所得税を支払う必要がある煩わしい連邦税法280Eがあるのです。これでは、カナビス生産者や小売りの市場が活性化されないわけです。

先月、私はカナビスに投資をするなら視野を国際的に広げるべきだと提案しました。アメリカは連邦レベルでは、まだ合法化に至っていませんが、多くの国では医療用カナビスが国レベルで合法化されています。

北と南の隣国はすでに合法化へ動いています。メキシコは未だ施行はしていませんが、最近になって医療用カナビスを合法化しました。カナダは連邦レベルで医療用カナビスを合法化し、国全土の200、000人の患者に適応しています。ウルグアイも合法化し、薬局でも販売しています。アジアと南極を除く5大陸で、医療用カナビスが国レベルで許可されようしている中で、投資家はこの5大陸を特に注意して見るべきです。良い知らせとしてはカナダの企業はこの5大陸で活動しており、投資家はグローバルに参入しながらも彼ら自身が世界中で貿易をする必要がないことです。

カナダ

合法カナビスへの投資に目を向けたとき、カナダが最高の国です。ヘルスカナダという医療プログラムを監督する機関は、62件のライセンスを50企業に発行し、そのうち23企業は経営を公にしています。さらにそのうちの5企業Aphria, Aurora Cannabis, CanniMed Therapeutics, Canopy Growth と MedReleafは、ニューヨーク株式市場に匹敵するトロント株式市場でも取引があります。

それらの企業は7月に正式にビジネスが合法化され、生産キャパシティを拡大し、抽出方法の技術を高めます。カナダではオイルのみでTHC量には制限があり、カナビスの濃縮に許可が与えられるのは遅れましたが、濃縮はこの市場成長に欠かせないものです。来年は、カナダのライセンス所有のグローバル企業を中心に、特に食用向けの多様な製品の合法化が解禁されるため更なる市場拡大が望めます。

公にビジネスを展開するライセンス所有企業は、グローバル大企業だけではなく、中小企業でもライセンスを取得し合法カナビス製品を生産しています。もしカナダのベンチャー企業への投資をお考えならば、こちらのリソースもご覧ください。

ドイツ

ドイツは2017年に医療用カナビスを合法化しており、現在は生産に向けてライセンスを企業へ与える準備段階です。今は市場は小さく、主にカナダからの輸入品に頼っていますが、ドイツ市場の興味深いところは、8300万人もの人口に対して薬局で医療用カナビスが流通されることになり、健康保険が適応されるということです。

公にビジネスを展開しているドイツ企業は見当がつきませんが、ABcann, Aurora Cannabis, Canopy Growth, Cronos Group, Maricann and MedReleafを含むカナダの数社が、すでに市場に供給しているか生産ライセンスを申請すると公表しています。他のヨーロッパ諸国はすでに市場を解放しており、ドイツもこれらと同様のプログラムを導入するのではないかと思われます。

オーストラリア

現在は市場は非常に制限があり、ほとんどの産業が研究段階です。Cann GroupとAuscann Groupなどの数社だけが生産ライセンスを取得して、公にビジネスを展開しています。他の企業はライセンスなしで展開しており、今年に市場はバブル期を迎えるでしょう。Cann GroupとAuscann Group へ投資をすればカナダの企業にも触れることになります。それはCann Groupの20%をAurora Cannabisが、Auscannの10%をCanopy Growthが株所有しているからです。

南アメリカ

ウルグアイが成年によるカナビス使用を合法化した一方、コロンビアとチリは医療用カナビスを合法化しました。Auscann Groupはチリで唯一のライセンスを持つ企業と提携しています。カナダのInternational Cannabis Companyは公の企業で、ウルグアイでも展開しています。Canopy Growthは、制限はあるものの医療用カナビス生産のためにブラジルでジョイントベンチャーを設立しました。2018年にはカナダの2社がコロンビアで展開を始めます。

イスラエル

恐らく国際的なカナビスの研究リーダーであり、イスラエルは医療用カナビスを合法としていますが、十分な産業は育っていません。しかし流れはすぐに変わるはずです。

Cronos Groupはカナダのライセンス所有2社と他数社で経営されている企業ですが、先月Cronos Israelを設立しKibbutz Gan Shmuelに施設を建てることを発表しました。目標は、1グラム0.5カナダドル以下の生産コストで初年で500万グラムを生産することです。新制度への評判とヨーロッパへの輸出のポテンシャルを見ると、もっとこのような取引が増えることを期待します。

 

これらの理由により、カンナビスへ投資をするのであればライセンス所有のカナダのグローバル企業が一番安心で良いでしょう。