雪に覆われた山々に囲まれ、アスペンの森と牛の群れがなす自然豊かな場所に、RobとLinda Trotter夫妻が持つPot Zero Farmsはあります。自然に害なく、特別な方法で大麻を栽培しています。

 

Trottes夫妻はこの環境を最大限に活用しています。汚染されていない山水、厳しい日差し、自然と共存をしながら、CBGの含有量に富んだ大麻草を販売用に栽培しています。

 

山の雪は約3650m付近で溶け始め、ミネラル等の栄養を集めながら、化学成分や農薬が入っていない水はTrotter夫妻の持つ、3,800株もの植物に届きます。農薬の代わりに、植物を守るため、アブラムシ対策用の約100万匹のてんとう虫と、土の肥料のために Scottish highlander種の牛の群れを飼っています。

 

Rob氏は30年間、視界を85%失う退行性眼疾患、網膜色素変性症を患っていました。

 

夜明け前のパトロール

結果として、Rob氏の栽培方法は独特になりました。彼は毎朝、太陽が地平線から出る前に起床します。

 

視界は圧倒的な感覚です。それが他の感覚を遮断します。その圧倒的な感覚が無くなれば、他の感覚が鋭くなります。-Rob Trotter

 

彼は暗闇の中で曲がりくねった険しい道を案内してくれました。ゲートを開け、必要な装備を持ち、植物の匂いを嗅ぎながら、鉢の間を歩いて周ります。

 

彼は、彼の視界が悪くなるにつれ、「第六感」とも言える、栽培に関する洞察力が向上していると言います。彼は首の後ろで気温の変化を感じ取ることができ、それを利用し栽培の戦略を立てます。葉の手触り、蕾の匂いで収穫に最適な時期を図ります。

 

「目は圧倒的な感覚です。」彼は言います。「それを遮断されると、他の感覚が鋭くなります。そこにはたくさんのメリットもあります。」

 

彼は四輪バギーを運転しながら、水力電気ポンプの音を聞き、その整備を行います。ひとつのこの機械が施設全体に動力を供給し、化学物質ゼロ、廃棄物ゼロの運営を支えています。

「すべて植物のためであり、この場所があってからこそであり、私はそれを無駄にはしません。」彼はそう言いました。

 

火と雪が計画を台無しにする

しかし、環境がいつも見方なわけではありません。Trotter氏の農場は干ばつ、農場より7マイルほど離れた場所で12,500エーカーを燃やしたLake Christine Fireによって脅かされています。さらに、2017年の10月には、収穫期に大麻草の上に約27㎝の雪が積もりました。

 

驚くべきことに、想定外の雪がPot Zeroの大麻草を頑丈にさせました。雪の後、Trotter夫妻は大麻草のTHC含有量が15から30%、カンナビノイドでも珍しく、治療用として有効なCBG含有量が1.5から4%増加していることを発見しました。

 

「人類のように、危機に陥ると強くなります。」Trotter氏は言いました。「厳しい天候にさらされる場合もありますが、植物自体が死に達しなければ、さらに頑丈になります。環境に適応し、対処し、機能します。」

 

栽培農家の毎日

出展:Daniel Brenner

Rob氏は30年間、視界を85%失う退行性眼疾患、網膜色素変性症を患っています。彼の視界が悪くなるにつれ、「第六感」とも言える、栽培に関する洞察力が向上していると言います。「目は圧倒的な感覚です。それを遮断されると、他の感覚が鋭くなります。そこにはたくさんのメリットもあります。」と語っています。

 

出展:Daniel Brenner

2018年7月24日、TNT Ranchで大麻草をチェックするRob Trotter氏。結果はTHC含有量15から30%、CBG含有量が1.5から4%。Rob氏は、CBGは珍しい成分で治療用として使用され、不安症状なく活動的になれると語っています。「大麻草は自然光の元、ミネラルに満ちた土壌によって、より品質の良いカンナビノイドの成分を生産します。すでに証明されています。」

 

出展:Daniel Brenner

2018年7月29日、TNT Ranchで苗を運ぶアルバイトの様子。10から12種類の株を3,80株植えます。

 

出展:Daniel Brenner

2018年5月16日、Rob Trotter氏が愛犬Chongと山の湖の上まで四輪のバギーを運転しゲートを開ける様子。山頂約12,500フィートから雪解け水がミネラルと栄養を蓄えながら、彼の農場まで降りてきます。2018年のレポートでは湖の貯水率は60%となっています。

 

出展:Daniel Brenner

2018年5月26日、TNT Ranchで発芽した大麻草の様子。弱い芽は間引きします。

 

出展:Daniel Brenner

2018年6月19日、Rob Trotter氏が倉庫の電気を消す様子。「視界が狭いので、すべて感覚で作業を行います。葉を摘むときは、どこに植物があるのかわかっています。あちこちさぐらなくても、手を伸ばせばそこに大麻草があります。」

 

出展:Daniel Brenner

2018年7月24日、TNT Ranchで牛を囲うフェンスを飛び越えるRob氏。彼はScottish highlanders種の牛を35頭、植物の堆肥のために飼っています。

 

出展:Daniel Brenner

2018年6月19日、土に埋める前の苗に水を撒くRob氏。The Pot Zeroのコンセプトはアルプス山脈麓とういう特別な環境で質の良い製品を作り出すこと。化学成分は一切使用していない代わりに、100万匹のてんとう虫が害虫駆除のため駐在しています。

 

 

出展:Daniel Brenner

2018年9月29日、収穫期の確認のため、顕微鏡を使い大麻草の葉を確認する栽培責任者のFrancoios Nanin氏。

 

出展:Daniel Brenner

2018年6月1日、栽培責任者のFrancoios Nanin氏が水を飲む様子。「今年は、突然何かが起こらない限り、暖かい年になるでしょう。」と語るRob氏。

 

出展:Daniel Brenner

2018年6月19日、灌漑システムのフィルターを交換するRob氏。この日が初めて土に苗を植える日。すべての施設が水力電気システムで動いています。メンテナンスの際は、機械の音だけを頼りにメンテナンスを行います。

 

出展:Daniel Brenner

2018年6月1日、苗を守るためのグリーンハウスを動かすFrancoios Nanin氏。苗は外に移動され、数週間後に土に植えられます。

 

出展:Daniel Brenner

2018年7月24日、施設にホースで水をまくRob氏。この栽培方法は施設の7マイル先で起こった12,500エーカーを焼くLake Christine Fireによって脅かされました。「山火事の様子を見つつ仕事を続けました。」と彼は言っていました。何かあった時のために、重要な物は車に積み、いつでも避難できる状態にしていました。

 

出展:Daniel Brenner

2018年5月26日、苗の匂いを嗅ぐRob氏。彼は25年間、牛と牧草を育てる農家でしたが、2015年5月から大麻草を栽培し始めました。誰かに教えられた事はありませんが、実験と失敗を繰り返し、栽培を学びました。

 

出展:Daniel Brenner

2018年9月29日、Rob氏と従業員が収穫期の前に、大麻草の重さをスケールで量る様子。

 

出展:Daniel Brenner

2018年9月29日、大麻草の収穫期を手で触って感じるRob氏。「目でトリコームを見ることができないので、香りと触感で収穫期を計ります。」とRob氏は語っています。

 

出展:Daniel Brenner

Francoios Nanin氏が化学成分の入っていない天然のクエン酸を計る様子。「根の病気を防ぐために、水に線形虫を入れています。化学製品に頼らず、自然の力だけで、できることはたくさんあります。大麻草は水や土壌が植物にとても影響するので、自然な栽培方法が重要なのです。」Rob氏は語っています。「より良い土壌が、より良い大麻に繋がるのです。」

 

出展:Daniel Brenner

2018年6月1日、Francoios Nanin氏が種類の違う大麻草の苗を運ぶ様子。プラントに入った苗は屋外に移され、数週間後に土に植えられます。

 

出展:Daniel Brenner

2018年7月24日、Rob氏は10から12種類の大麻草3,800株を栽培しています。The Pot Zeroのコンセプトは、アルプス山脈の麓という特別な環境で、最高の品質の大麻を栽培することです。農薬や化学薬品を使用せず、代わりに100万匹のてんとう虫が害虫駆除を行っています。

 

出展:Daniel Brenner

2018年6月1日、Rob氏が早朝の畑のチェックから、愛犬Scoutと一緒に家に帰宅する様子。暗く曲がりくねった道を照明と換気扇のスイッチを入れにあがっていきます。彼は空気の流れの変化を首の後ろで感じることができます。

出展:Daniel Brenner

2018年6月1日、早朝、愛犬のScoutと一緒に苗の確認をするRob氏。8,200フィートにもなる高原地帯での栽培のため、夏でも霜がおります。そのため、苗は丈夫になるまでコンテナの中で栽培されます。