2016年に可決したフロリダの医療マリファナ修正案の投票を手助けしたジョン•モーガン氏。

2018年5月16日フロリダ州タラハシーで行われた公判前に大麻喫煙の禁止令は州憲法で承認されているかどうか質問をうける。(AP通信撮影/ リーディー•ジョー)出典:フロリダ州タラハシー(AP通信)

医療マリファナを使用する患者の大麻喫煙を防ぐフロリダ州の禁止令は水の泡となりました。レオン郡巡回裁判所のカレン•ジーバース裁判官は今週金曜日、喫煙ができる大麻に関する州の禁止令は憲法違反であると判決で言い渡しました。フロリダ州の保険省は声明で、停止を強いるこの裁定に不服を申し立てています。

 

ジーバース裁判官は22ページに渡る裁定で『フロリダの人々には個人の場所でのマリファナの喫煙を含め、病状の治療のために認定医師から勧められる医療麻薬の使用する権利がある』と述べています。

 

非営利目的の医療用マリファナ支援団体をを運営するベン•ポラーラ氏は、この裁定は患者と有権者にとって、おおきな勝利だと話しました。

 

フロリダ州の医療用マリファナビジネス協会のテイラー•パトリック•ビエール氏は、「解釈とイデオロギーについて法律上の反対があるにせよ、正義が果たされている」と付け加えました。

 

有権者は、医療用マリファナの使用を許す憲法の改正案を2016年に承認しました。

2016年の選挙期間中、訂正案のなかの言葉と目的文書のなかで、喫煙について唯一述べられていたのは、州議会と地方自治体は、公共の場での喫煙を制限できるということでした。

昨年の議会では、健康リスクを引き合いに喫煙商品の販売を禁止しした制定法が通過しました。

6月、フロリダ州政府リック•スコットによって書名されたその法律は、患者は蒸気で大麻を吸ったり、食べ物、油、スプレー、そしてチンキ剤などによって使うことができると示しています。

 

フロリダ州での医療マリファナを合法化しようと推し進めたジョン•モーガン氏は、スコット氏が法案に書名をした2週間後、禁止令に異議を申し立てる訴訟を起こしました。モーガン氏は、喫煙のできる医療麻薬から恩恵を受けていた2人の末期症状の患者の訴訟に賛同したのです。

 

1986年から筋萎縮性側索硬化症( ALS)を患っているケイシー•ジョーダンさんは植物の喫煙は過剰の唾液を乾燥させ、彼女の食欲の増進、筋肉緩和薬として一役買ったと話しています。

 

ダイアナ•ダドソンさんは1991年からヒト免疫不全ウイルス(HIV)と闘っています。彼女は5月16日、大麻の蒸気を吸うことは喫煙するよりも50パーセント効果が低いため、大麻の喫煙は適切な麻薬の投与量得ることを可能にしたと証言しています。

 

ジョーダンさんがALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断された時、医師は彼女の余命はあと3〜5年しかないと思っていたと言います。大麻の喫煙は彼女の余命を長くし、彼女の医師から支持されていると信じています。

判決のあとマナテイ郡にある彼女の自宅の電話で「多くのひとは汚名のため、そして法律に反しているため大麻を吸わないでしょう。しかしこれは正当な薬なのです。」と語りました。「この判決は私のためではなく、他の人のためのものです。」

 

ケイシーさんの夫であるボブ•ジョーダン氏は、判決についての電話のあと、ショックを受けています。

「ALSを患った小柄な女性が、州を相手取り勝った。それは素晴しいことで、非現実的なことなのです」と彼は言いました。

 

彼は判決のあと、「真実が勝つ」とつぶやきました。

 

フロリダ州保険省の報道官、デヴィン•ガレッタ氏は声明で「判決は承認された憲法改正を実行するために州議会が示した概要に反している」と言いました。

 

次のストップはタラハシー州の第1地区控訴裁判所でしょう。これは、ジーバース裁判官が先月、ジョセフレドナー氏は州憲法により、マリファナを所持し、育て、使うことへの権利が与えられている、と判決を下した裁判以降、2度目の医療マリファナに関する裁判です。レドナー氏は、ステージ4の肺がんの再発を防ぐために、彼の医師からジューシング治療を処方されました。