2018年4月、コロラド州のGreen Dot Labsがベイプペン業界に参入しました。カートリッジは純粋で新鮮な大麻のエッセンシャルオイルで満たされています。他社が濃縮液をベイプ用にするために、添加物の使用や過剰なプロセスを行っている中、Green Dot Labsは純粋で生の樹脂をカートリッジに詰め込みます。大麻業界では普通ではない事です。

 

人工的な施設でこんなに健康に育っている大麻草は見たことがありません。

 

私はGreen Dot Labsの創立者でありCEOのAlana Maloneに、どのように完璧な大麻濃縮液(FSE)を作っているのか話を聞きに行きました。その秘密を解明するのにはたくさんの過程がありました。

 

FSEの開発に、微妙な改良を何百回も重ね、ベイプ業界に革新をもたらしました。約1,115㎡もあるGreen Dot Labsの施設を歩きながら、Alanaは種付けから栽培、抽出、精製、試験、加工、包装、ラベル付け、流通まで、どのように管理をするのか説明してくれました。どのプロセスも、厳格な基準に従って行われています。

 

謙虚な姿勢から成功まで

出典:Leafly

Stellarの大麻製品に関する物語のように、この開発は遺伝子から始まりました。Alanaと彼女の夫、Dave Maloneは1,200個の種から、完璧な大麻草を育てるところから始まりました。この種から、遺伝子を見直す方法は、現在の大麻業界ではほとんど知られていません。ほとんどの企業は、栽培者から購入したクローンの栽培から始まります。自社の種を作ることによって、Malones夫妻は生産の最初から厳密に管理を行うことができます。

 

Green Dot Labsの栽培方法は優れた遺伝子学と室温調節に基づいています。すべての栽培農家は効果と風味を重要とし、繁殖を行いますが、Green Dot Labsはもっと細かいステップを踏みます。テルペンと樹脂量の分析をします。人工的な環境で育てられる大麻草のみに焦点をあて、製品にする前にはトリコームの密度も分析をします。

 

AlanaとDaveは高品質な大麻草の栽培には栽培方法と有機栄養素が重要だと考えています。この哲学でGreen Dot Labsは、人工栽培を次のレベルへ導きました。特別に作られたオーガニックの栄養素が定期的かつ自動的に根に直接注入され、高性能の空気ろ過システム、照明、空間調節システムによってGreen Dot Labsは大麻草が育つ環境を管理しています。そのためか、私は人工的な施設でこんなに健康な大麻草は見たことがありませんでした。

 

炭化水素抽出と純粋なエッセンシャルオイル

出典:Leafly

もちろん、Green DotのFSEを特別なものにする主な要素は、その抽出過程です。Alanaによれば、炭化水素抽出のゴールは大麻草そのままの成分を純粋な濃縮液にすることです。エッセンシャルオイルを濃縮するだけでは目標の半分しか達成できていません。残りの半分はすべての残留した媒体と不要な成分をなくすことです。

 

他のプロセル同様、Green Dotは次の過程のレベルアップも公約しました。トリコームの膜を除去するプロセスを開発したのです。この過程が終了すると、純粋で、生のエッセンシャルオイルだけが残ります。

出典:Leafly

2014年、濃縮液を販売しているほとんどの他社が、まだ基準値以下の設備で製造を行っている中、Green Dot Labsは炭化水素抽出法を基準として広めることに決めました。Boulderの市と協力し、他業界の防火基準や規制に基づき、施設設備の基準の底上げを行いました。コロラド州は州内すべての濃縮を行っている施設がGreen Dot Labsの基準を採用したことに感銘を受けました。

 

Alanaは完璧な大麻抽出物を生産するのには、抽出プロセスでなく、温度も重要であることを明かしました。温度はエッセンシャルオイルの抽出にも、不要物を取り除く際にもポイントとなります。

 

そのため、Green Dot Labsの大麻草は収穫されてからすぐに冷凍されます。抽出過程でも大麻草は凍ったまま行われます。作業員はスノーシューズと防寒着を着て、冷凍庫の中で凍った大麻草を粉砕し、抽出に使用する円柱の容器をそれで満たします。

出典:Leafly

 

濃縮物は99.9%純粋なn-ブタンを使用し、-90℃で抽出されます。n-ブタンは低温、低圧で働くので、このプロセスによって抽出物の色、風味や効力を保ちます。

 

結果、まるで大麻草そのもののような、生のエッセンシャルオイルができるのです。

 

北極のような寒さからオイルになるまで

ブタンは室温よりもかなり低い温度で沸騰するので、不純物を取り除く作業も抽出同様慎重に行われます。他の企業が高温の熱で余分な不純物を取り除く中、Green Dot Labは特殊な掃除機を使用し、室温で行います。これにより、テルペンを損傷することなく、最終過程の製品を溶媒から浄化することができます。

 

しかし、Green Dot Labsはどのようにして、生の大麻草の良さをカートリッジにおさめているのでしょう?Alanaは完璧なFSEができたら、次はそれをそのまま保ってくれる容器を探すことが大事だと教えてくれました。大きなポイントはカートリッジのサイズです。彼らはハーフサイズのカートリッジを使用し続けています。大容量のカートリッジでは、最後のほうは風味が悪くなってしまいます。

出典:Leafly

もっとも重要な事実は、カートリッジを充填させる際に、添加物を一切使用していないことです。

また、消費者が風味と効果を実感するため、3つの温度調整ができるものを選んできます。低温では精神的作用が少なく、風味を楽しむことができ、高温では風味を抑え、精神的作用が強くなります。

 

高品質の抽出物、小さなカートリッジ、調節可能なバッテリーは完璧なベイプ体験を提供してくれます。この体験のために、最も重要なポイントは、べイプペンにカートリッジを充填させる際にMCT油やプロピレングリコールなどの不純物が使用されていないことも重要となるでしょう。

出典:Leafly

厳格な検査を通って出来上がった濃縮液と完璧に調節されたベイプペン。

FSEがベイプペンに?と思っている人達、これは夢ではありません。